東九州自動車道開通記念イベントと今年の走り納め(前編) 2001年12月16日(日)

自転車趣味も度を越す?と、毎年「走り初め」と「走り納め」をしないと気がすまなくなるらしい。
今年の走り納めは、予定日に急遽サイクリングイベントがブッキングするという慌しい事になりました。
東九州自動車道の開通イベントから臼杵市近郊の峠散策へ、欲張りなサイクリストの一日をレポートします。

12月16日、日曜日、朝6時15分。目覚ましのベルがなる。

今日は東九州自動車道の臼杵・津久見IC開通記念イベントの日。
この日は以前から地元ショップで走り納めの企画を立てていたのだが
その後にイベントの話が舞い込み、急遽予定変更。
イベントに参加したのち、そのまま近郊を少し走ろうという事になっていました。

集合予定は午前7時20分に佐伯市役所の駐車場。自転車を積み替え、相乗りで
7時30分に市役所から出発する段取りになっていたので、のんびりと準備をはじめました。

外の空気に触れてみる。 ....思わず身震いするほど寒い。
今日はロードレーサーはヤメとこう。あんまり速く走ると風が痛そうだ。
シクロクロスバイクでのんびりと走った方が楽しいに違いない。

モゾモゾとウェアを選び、服を着替えます。現地で着替えるのも寒いので
家を出る段階からサイクリングウェアを着込んで行く事にしました。
あとは自転車と手荷物を車に積み込み、出発。
佐伯市役所で仲間と合流し、二台の車に分乗して臼杵ICのイベント会場へ向かいます。
この日は津久見ICと臼杵ICの二箇所で同時にイベントが開催されるという珍しい開催パターンで、
一体どんな事になるのか興味深々でした。

臼杵IC近くの小学校のグラウンドに誘導され、そこに車を停めて自転車を下ろし、会場へと向かいました。



ICへのアプローチ道を登っていくと、人、人、人....スゴイ数の人です。
受付テントの傍まで行ってみると、なんとまあ人の多いこと。
ここに来ているはずの知人を探そうにも、多すぎて手のつけようが無いほど多い。



受付で参加確認し、記念品とパンフレット、抽選券をもらいました。
抽選券といってもいつその抽選をするんだか?
走行後、そのまま会場を後にして近郊の峠へと走り納めに行く私たちには
貰ってもどうしようもないモノだが....



スタートまでの待ち時間、とにかく気温の低さには閉口しました。
陽射しがあるのが唯一の救いでしたが、体半分、日陰になっている側がツメタイ。
クルクルと体の向きを変えて体を陽射しで温めてみたり、
身震いしながらスタートはまだかと時計を何度も確認してみたり。とにかく、じっとしているのが辛い。



やがて、スタート時刻の午前9時。太鼓の音を合図に参加者が一斉にスタートを切ります。
参加者の大半は、普段は通学や買い物に使っているものと思しき一般車。
恐らくギヤの切り替えもついてないであろう自転車で元気に飛び出していきます。
ここでは、本格的なスポーツバイクで参加している人は少数派でした。
いつもロードレーサーやMTB等のスポーツバイクばかりが集まる大会を見ている私には
とても新鮮な光景です。



スタートラインから少し走ったところで、往復3kmのコースと往復18kmのコースに分かれるのですが
ほとんどの参加者が当然のように18kmコースへとなだれ込んでいきます。

....その自転車で18km、走るの? 1時間で? 大丈夫?

と要らぬ心配をしてしまう私。
ふつう、街乗り用の自転車で18kmも走るっていったらオオゴトですよね。大丈夫なのかな?



最初のうちは、なんとなくまわりのペースに合わせて走っていた私たちですが
サイクルメーターを覗き込んで見ると、時速が13キロだの16キロだのを表示しています。
これではとても1時間以内に帰りつけそうに無い。にわかにペースをアップし
スルリスルリと他の参加者の横を追い抜いて行きます。



途中から、山間で日陰になっている区間に差し掛かると途端に寒さに襲われました。
やっぱり12月だよ。 冬だよ。 寒いよ。

ふと気になってサイクルメーターを見ると、ワイヤレス式のメーターは、気温低下に伴う電池の出力電圧低下で
ホイールの回転を検出するセンサーからサイクルメーター本体への信号の送受信が出来ずに眠りコケてます。
現在時刻はちゃんと刻むが、走行距離を刻んでくれない状態。なんてこったい....

機械が人間より先に寒さに音を上げてどーするっ!?

作動しなくなったサイクルメーターに構うのはやめて、前方へと意識を戻します。
臼杵から津久見へと高速道を通すのだから、いくらトンネルを掘ったとしても
かなりの高低差はあるだろうと気を締めて登りかかったのですが、これが意外と穏やかな勾配で
高低差も思っていたほどではなく、さほど苦も無く最高点と思しきトンネルの辺りまで登りきりました。
この辺りから、津久見ICをスタートしたサイクリストと次々とすれ違うようになりました。

臼杵側からトンネルに入ると、ほどなく下り勾配に転じました。みるみる車速が上がります。



ずいぶん長く感じたトンネルを抜けると、もう前方に津久見ICが見えてきました。
津久見ICを目の前にしてUターン。あとは臼杵へと戻るだけ。



この頃から体も程よく温まってきて少しペースアップ。長いトンネルを再びくぐり抜け
臼杵ICへ向けて長い長いダウンヒルを楽しみました。
完成したばかりの高速道を自転車で走るのはホント気持ちがいいですね。

臼杵ICが近づくにつれて、ハタと気づいて少し困惑しました。
このまま本線を走りつづけると宮河内ICへと繋がっているはずだが? ....行ってみていいのかナ?

まだ時間に余裕があったので、そのまま臼杵ICを横目にスルスルと本線を走り抜けていきます。
そういえば、臼杵ICから宮河内IC方向へは、往復3kmのファミリーコース参加者が走っていたはず。
行ってみると、やはりトンネルの手前でロープを張って仕切られ、折り返さざるを得ない状態になっていました。



トンネルの手前から臼杵ICへと折り返して帰還。
本線から逸れて臼杵ICの出口へ向かおうとした矢先、ふと前方から聴こえてくる話し声に気がつきました。



よくみると、目の前を走っていたのは大分県サイクリング協会の御大。
どうやら津久見ICから出発したようで、これから戻るところのようです。
暖かい陽射しの中、気持ちよさそうにサイクリングを楽しんでいます。

ようやく臼杵ICへと戻ってきてみると、すでにそのあとの
ウォーキング(高速道を歩いて楽しむ)イベントの参加者がスタートを今か今かと待ちわびていました。
彼らのスタートは午前10時。



これがまたものすごい人数で....サイクリングより参加者数が圧倒的に多い....つくづく
自転車って趣味人口が少ないんだなあと痛感。もっと流行らせたいもんだ。

臼杵ICの料金所の手前でふと時計を見ると、時刻は9時54分でした。
ほぼ時間枠イッパイ走っていたのか。 ....40〜50分で戻って来れるだろうという出発前の予想は大外れ。
それにしても、1時間枠で戻って来れそうに無いヒトタチがイッパイ居たようだが....?

会場内では、うどんやぜんざいなどの炊き出しの準備がされているようで、その他にも
色々な企画のテントが立ち並んでいたのですが、私を含め仲間内の数人は
そのまま臼杵市郊外の峠へ向けて走り納めに旅立ってしまいました。ちょっと惜しかったかな。ぜんざいが....

後編へつづく)


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